【注意!】雇用調整助成金(不正受給)

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この記事は、助成金に関心がある方、安易に助成金申請をしようとしている方、に向けた内容です。

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【注意!】雇用調整助成金(不正受給)

雇用調整助成金とは

近能 弘章
近能 弘章

ここでは、雇用助成金制度について簡単に説明します。

 この助成金はコロナ禍で流行した助成金です。通常時には、あまり活用されな助成金と言われています。

 従業員の雇用を継続するために、仕事量(売上等)が著しく減少した企業に支払われる助成金です。

不正受給

 この記事では、雇用調整助成金を不正受給した企業の不正行為について、述べていきます。

背景

 まず、コロナ禍にあらゆる企業の売上額が減少したことに鑑み、当助成金の申請方法が簡素化されました。

 コロナ禍の雇用調整助成金は、申請書の記入箇所が最低限となり、提出書類もタイムカードや賃金台帳等と少なく、事業者にとっては非常に申請しやすい助成金でした。

不正行為例

 以下、実際にあった不正行為について述べていきます。

・休業していないにもかかわらず、休業したとする虚偽の申請書を作成し、当該助成金を不正に受給した。
・休業手当の算定基礎となる賃金の額が支給対象期間のみ引き上げられたものであるにもかかわらず、支給要件を満たしているとして、当該助成金を不正受給した。
・休業手当を支払っていないにもかかわらず、休業手当を支払ったとする虚偽の申請書類を作成し、当該助成金を不正に受給した。
・支給要件が異なる各助成金をいずれも受給するため、事実と異なる申請書類を作成し、当該助成金を不正に受給したもの。
・雇用実績がないにもかかわらず、労働者を休業させたとする虚偽の申請書類を作成、当該助成金を不正受給したもの。

出典:栃木労働局.職業安定部.職業対策課.助成金事務センター

 今回の記事では、助成金不正受給について執筆致しました。

 助成金不正受給をした事業者に対し、不正受給した金額の3倍の額を支払う、公表されるというペナルティーが科されます。

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