かたよりのある考え方について

自己啓発

 精進こそが是となる道であることは、昔の日本人や僧侶がよく口にする言葉のように思われるが、現代の人々は対古人の姿勢を積極的に執る傾向が大いに有ると私個人思うところである。

 確かに、猪突猛進的思考で周囲の状況、傾向、程度等を思慮に入れず、只管自己のみに向合い精進のみをする行為は、非常に偏重的であるし、まるでそれ以外の行為を遮断した、或いは否定した行為であると他社からは偏見的に認識される可能井は否定できないものと私は推察する。

 しかし、こうのような古人を蔑ろにし過ぎる現代の思考も、古人の思考のそれのように偏重し過ぎていると思う。時代が短時間で急速に変化したことやメディアによる影響等も一つの要因であると思うが、一昔前に対する批判的思考傾向にある個人にも問題があるように思える。

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