アルツハイマー型認知症

医療

アルツハイマー型認知症は、正常に働いていた記憶力や理解力、判断力などの認知機能が次第に低下し、日常生活に様々な支障をきたすようになる病気です。

 年を取るにつれてもの忘れが増える、いわゆる加齢によるもの忘れは、病気ではなく、正常な生理現象のひとつです。この場合たとえば「朝ごはんに何を食べたか思い出せない」というように、出来事の一部を忘れます。一方、アルツハイマー型認知症によるもの忘れは「朝ごはんを食べたこと」そのもの、つまり出来事全体を忘れます。

主な認知症の種類

アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多い病型です。ほかに血管性認知症、レビー小体型認知症などがあります。

症状がゆっくり進むのが特徴

アルツハイマー型認知症は、症状がゆっくり進んでいくのが特徴です。いつのまにか発症し、気づかないうちに認知機能が徐々に低下して、今までできていたことが少しづつできなくなり、日常生活に影響を及ぼすようになります。

記憶力や判断力、理解力、注意力の低下などの「認知機能障害」が現れます。さらに怒りっぽくなる、気分がふさぎがちになるなどの「行動・心理症状」が現れることがあります。行動・心理症状はすべてお患者さんにみられる症状ではなく、患者さんの性格や生活環境、心理状況、周囲の接し方などにも影響されます。

病気を理解し本人の気持ちに寄り添いましょう

一人で悩まず、まずはアルツハイマー型認知症とゆう病気を正しく理解し、受け入れる気持ちが大切です。症状が進行すると、同じ失敗を何度も繰り返すなどして、家族や介護者はイライラしがちですが、本人の気持ちに寄り添い、症状にあった接し方を身につけていきましょう。より良い家族関係を保つことは、本人にとっても家族にとっても安心感につながり、お互いより快適な生活を送ることができます。

安心できる環境をつくり、日常生活の対応を工夫しましょう

アルツハイマー型認知症の患者さんにとって、安心でリラックスできる環境は、不安や困りごとが軽減されるのでとても大切です。日常生活の環境や対応を工夫しましょう。

東和薬品より

コメント

タイトルとURLをコピーしました