老齢年金を繰下げするか繰上げするかを迷っている人 「老齢年金は繰上げと繰下げどちらが得なの?」
こういった疑問に答えます。
✔ 本記事のテーマ
【自論】老齢年金繰上げ繰下げ(どっちが得?)
✔ 記事の信頼性
記事を書いている僕は、社会保険労務士・行政書士実務経験五年。
✔ 読者さんへの前向きなメッセージ
本記事では「老齢年金を繰上げするか繰下げするか迷っている」という方に向けて書いています。
この記事を読むことで、「老齢年金の繰上げ繰下げを判断する一つの指針」をイメージできるようになると思います。
社会保険労務士・行政書士で人生が変わった僕が、社会保険労務士・行政書士に感謝の気持ちを込めつつ、記事を執筆します。
✔ この記事を読む読者さんの特徴
本記事を読まれる方は、とても意識が高く、老齢年金制度を理解したいという思いが強い方です。私がご提案する内容を一つの判断材料という気持ちで読んでいただければ幸いです。
それでは、さっそく見ていきましょう。
老齢年金繰上げ繰下げ
あなたに質問します。老齢年金繰下げと繰上げどちらが良いと考えていますか?
老齢年金の知識が不十分であると、誤った理解のもと判断する可能性があります。
老齢年金を理解するために、ここでは、必要な知識を私が述べていきます。その知識を得た上で、最終的に判断していくのは、この記事を読んでいるあなた自身です。
繰上げ繰下げのどちらが得かを判断するのは、専門家の仕事でしょ?なぜ私たちが決めなければならないの?
繰下げ繰上げの判断は専門家がするべきものでしょうか?
これから、僕の見解を述べていきます。
繰上げ繰下げの決定は、個々の判断で
私は、老齢年金を繰上げ繰下げするのは、個々の判断で行った方が良いと考えます。これから、解説していきます。
人により、判断が分かれる
僕も少し前まで、繰上げ繰下げのどちらかが得でどちらかが損と考えていました。
私の考えでは、老齢年金の繰上げ繰下げは個人の置かれている状況や考えなどにより、その人にとっての損得の判断基準が異なるものと推測します。
僕は、改めて老齢年金のしくみ等について再学習した時に、繰上げと繰下げのどちらが得かは、人により変化するのではないかという説を考え始めていました。
個々により、判断が分かれる理由
僕は、再度年金を学習しました。
60歳時点で生活が苦しい方は、当然繰上げ支給が良いと思います。一方、60歳~70歳まで安定した収入が見込まれている場合は、繰下げ支給が良いと考えます。
老齢年金は「長生きリスクに対する保険」でもあるので、繰下げ支給により、年金額を上げることが、基本的には良いと考えます。また、物価・平均余命・現役世代割合等に応じて支給額が変わる為、銀行預金のように物価変動による目減りがない点も考慮する必要があります。
↓年金制度の仕組みと考え方(第11 老齢年金の繰下げ受給と繰上げ受給).厚生労働省
まとめ
老齢年金の支給繰上げ繰下げについては、個々の状況や考え方に応じて、損得が変わることについて述べました。
その判断材料として、第一に60歳から70歳まで安定した収入が得れるか否かの見込みであり、その見込みに対する考え方についても個々により異なるものと推察します。
第二に年金総額の損益分岐点を考えることが良いかと思います。詳細については、年金事務所等にご相談ください。
第三に年金額は、物価等の社会的指数などにより変動します。良い見方をすれば、インフレによる預金の目減りを防止することができます。
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